関節水症・関節水腫

関節水症・関節水腫

膝にお水がたまった

なぜ関節に水がたまるの?

関節に余分な体液がにたまった状態を「関節水腫」と言います。世間で言われる”膝に水がた まった”状態です。なぜ関節に水がたまるのでしょうか。
通常、関 節の内側には滑膜と言う膜があり、その膜が関節液(滑液)を作り関節の中 に潤滑液を満たしています。その滑液が関節の動きを円滑にしたり、関節を維持するために栄養の供給や老廃物の除去などの働き をしています。しかし、いろいろな原因で関節内に炎症が起こると、炎症反応により滑膜から過剰に滑液が分泌された状態が、膝に水がたまったと か、お皿に水がたまったという現象です。この水がたまりすぎると、関節内圧が上がり膝が不安定になります。さらに、痛みや筋肉が 緊張(筋スパズム)して血行不良をがおこり、栄養供給や不必要になった老廃物悪の排出が妨げられることにより滑膜が刺激され、いつまでも滑液がひかない悪循環に陥ります。

膝や足首などの関節に水がたまる?

関節に水がたまると膝のお皿が見えなくなったり、足首のくるぶしが見えなくなったりと腫れたように見えます。腫れ以外無症状の方や痛みや運動制限、熱感を訴える方と様々です。
それでは、どうして炎症が起こるのでしょう。加齢のために起こる変形性関節症、剥離骨折などの外傷後の関節炎や離断性骨軟骨炎、関節リウマチ,痛風、偽痛風などにより、 関節 内の軟骨や骨がすり減ったりはがれ落ちたりしたクズやカスが関節内を刺激するために滑膜などに炎症を起こすためです。

 

水をぬくとクセになる?

関節に水が溜まった場合、病院では、原因となった病気や外傷の治療をおこなうほか、注射器で水を抜いたり、その後に炎症を抑える薬やヒルアロン酸などの潤滑剤注入します。軽いものではそれで快方に向かいます。しかし、運悪くそれを繰り返す頑 固なものもあります。

膝の水をぬくとクセになるなどのうわさを良く聞きますが、クセになるのでは無く炎症が治まらないために浸出液が出てくるのです。ですから何度も水を抜いても溜まってしまう悪循環に陥るわけです。

 

所属団体

公益社団法人 日本柔道整復師会

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